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monastery8

(ブログに使った画像は合成加工したものが多く含まれる。 画像加工によって著作権に抵触する場合もあるかも知れないが、遊びの範囲での利用をご容赦願いたい)

主人公がEgypt Nile Valleyへ出発して2日目の話である。
Purgatorioの酒場でKenと名乗る男がいた。
Kenはこの街に昨日着いたばかりの外国人である。家族のいない彼は世界中を放浪していた。
Kenを知る人は、彼が誠実で常に冷静且つ実直な男であり、常人とは違う魅力を備えているのをよく分かっていた。 しかし、Kenには人を寄せ付けない雰囲気もあって、彼を恐れる者も少なからずいた。
一見欠点などなさそうなこの男だが、実はひとつだけ大きな問題があった。
彼が国へ戻ると借金取りが群がって来るのである。
Kenは三度の飯よりギャンブルが好きだったのだ。
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しかし、今日のKenは上機嫌だった。
賭博で大儲けしたのだ。 Kenはこれほど気持ちが高揚したのは久しぶりだった。
「一番強いのを一杯くれないか?」
ふと気付くとカウンターで座っていた男がKenをじっと見つめていた。
”俺は、そっちの趣味はないぜ”Kenは心の中でつぶやき目をそらしたが、男が近づいてきた。
「やあ、大儲けだったな?」
Kenはこの男が賭博場で大負けしていたことを思い出した。
テーブルに足を乗せたままだったが、男は気にも留めずに椅子に座った。
集るつもりか? いつものKenなら見ず知らずの他人に酒を振舞うことはなかったが、彼にも一杯やってくれ、と給仕に合図を送った。
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「おお、すまねえな、今日は有り金の殆どを失っちまったのさ。 ところで、あんた余所者だね?」
「ああ、でもここは何度か来ているがね」
「俺には余所者は臭いで分かるのさ」
「ふうん?、そうか」この男は俺の金を狙ったひったくりか何かだろう、Kenはそう思った。
「そう言えば先日、あんたと同じ臭いのする余所者がきたぜ」
興味などなかったが、一応話を合わせるために尋ねた。
「ほう、どんな奴だ?」
「汚ねえ服を着た女だった」
「女か・・・」
「しかし、ただの乞食女じゃなかったぜ、この近くの洞窟の化物を退治したんだ」
Kenは少しだけ、この話に興味を覚え、笑みを浮かべて言った。
「なんだい?剣闘士みたいなゴツい女かい?」
「Tir na Lorの弓を持っていたから、西方から来た女だろうな」
Kenはすぐにピンときた。
「もしかして修道僧の服を着た女か?」
「そんな恰好をしていたかな、あんた知り合いか?」

Kenは数年前にEterniaで出会った女のことをよく覚えていた。
その女はKenの記憶に残っているある事柄を鮮明に呼び起こしたからである。
それはKenがまだ幼い頃のことではあったが・・・

男があれこれと世間話を続けるのをKenは殆ど聴いていなかった。
ふと、何かを吹っ切ったように男に尋ねた。
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「女はまだここにいるのかね?」
「ヒッヒッヒッ!役人が誘っていたからな、Egypt Nile Valleyへ行かされるんじゃねえかな?」
「なんだって、女はその役人の家にいるのか?役人はどこだ?」
男は一杯の酒くらいじゃ言えない、といったふうな仕草をしたので、Kenは給仕にもう一杯よこせと合図し、その男に銀貨を一枚渡した。
「ここを出て右の階段を下って街の西門を道なりに進んで行くと役人の家があるぜ」

「やれやれ」Kenは溜息をついた。
止めなくてはなるまい。 Egypt Nile Valleyが危険な場所であることを彼はよく知っていた。
一度だけEgypt Nile Valleyに行ったことがあって、ひどい目にあった経験があるのだ。

役人の家に行くと召使いが出てきた。
「お前の主人はどこだ?」
「旦那さまはお出かけになっています」
「ここに外国の若い女がいるだろう?」
「昨日の朝早くに旅立っていかれました」

召使いは、彼女が一人で行ったと言うのである。
「手遅れか・・・」
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Kenは酒場のほうへ戻ろうとしたが、立ち止まって、しばし考えると宿のあるほうへ走った。


(それから10日後・・・)

既に滅亡した都市のわりには荒廃した様子は無く、今でも建物の陰から人が歩いてくるのではないかと思えるほどでした。
アヌビスの巨像から階段を下りて通路を進み街の中へ侵入しましたが、拍子抜けするほどすんなりと入ることができたのには驚きました。
しかし、盗賊たちが避ける理由がある筈・・・
「これほど容易いのも不気味だわ」
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一通り外壁周りを調べた後、中心部へと侵入しました。
王宮らしき通路を見つけてましたが、この先に何か仕掛けでもあるのだろうか?
通路に石を投げてみると、石畳の響きとは違う軽い音が鳴った。
「落とし穴か・・・」
(Egypt Nile Valleyには、ここに落とし穴があって落ちるとテレポートするしか抜け出す方法が無い)
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しかし、これは右の柱の内側の通路へ迂回することで回避でき、そのまま進むと入口があって、簡単に王宮へと侵入できました。

「どうやら、これが王座らしいわね」
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両脇の神像は主のいない王座を見据えているかのようです。 王座の背後には通路があって、そのまま進むと薄いカーテンで覆われた部屋があります。
中へ入ると棺くらいの箱が3つあって、最初は歴代の王のミイラでもあるのかと思ったけど、考えてみると遺体を収めた棺をこんな所に置くはずはありません。 それでも、この箱が何か大切なものらしいことは分かりました。
見取り図に必要な情報は概ね仕入れていたのだし、開けないほうが良いかもしれない・・・
しかし、私の好奇心は警戒心をもみ消した。 私は躊躇しつつも恐る恐る蓋を開けてみました。
「まあ!」
中には高価そうな財宝がぎっしりと詰まっていた。 なるほど、あの役人の目的はこれらしい。
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それにしても宝石などに興味のない私でさえ、その美しさには目を見張るほどです。
私は装飾が素晴らしいネックレスを手に取ってみました。
「なんて綺麗なのかしら?」 ちょっと付けてみようかな?
そんなことを考えた時に、私の右のほうから「ゴトッ」と音が聞こえた。
ビクリとして音の鳴ったほうを見ると棺の右脇に立っていた神像の槍の刃先が私の方を向いていました。
ズシンという音と共に像の左足が前に出て、両手で持った槍を突いてきたのです。
とっさに屈んだのですが、刃先は私の首を掠り激痛が走りました。
そのまま這うように部屋を出ると像は追いかけてきたので弓で応戦しようとした時、自分のおかれている立場が非常に危険なものであることを理解しました。
どうやら、私の行為は王宮内の神像たちの眠りを妨げたようでした。
今、目を覚ました神像たちの目標は私に集中しているのです。
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今回はkEn123氏に協力していただきました。 それに気を良くした私は、過去に登場した光の矢をくれたキャラクターをkEn123氏に強引に変更することにしました。 それに伴い過去の画像も一枚手を加えています。 色々な角度からスナップショットを撮らせていただいたので、それを元に画像を加工して、なるべく御迷惑をおかけしないように気をつけます。w
私の自己満足なブログに快く協力してくださったことを心から感謝いたします。

続く。

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コメント 3

kenauer

いぁいぁ、なんか良さ気な役廻りで嬉しいなぁ~
この後、SinaとkEnがどう結びつくのか。。。
興味津々^^
by kenauer (2008-04-21 10:17) 

miita

はじめまして・・・楽しみに拝見してます。kenさん登場にはびっくり!!
いい役でいいなぁー
これからも成り行きを見守っていきます(*^^)v
by miita (2008-04-21 10:31) 

Sina

kenauerさん、有難う御座います。
ね、ちょちカッコ良いでしょ?w
でも今後、どのような展開になるのか具体的には殆ど考えておりません。w 
それに、二、三回で終わるつもりだったのを長々と引き伸ばした感じなので、始めのほうの話との関連が薄くなりつつあります。
素人のストーリー作りゆえ、粗い部分は目を瞑ってくださいませ。^^

miitaさん、初めまして。
一人で企業のすることなどにケチつけているぶんには良いのですが、スナップショットを利用した話を作る場合、どなたかに役わりをお願いすると私自身の人脈の少なさもさることながら、手伝っていただくのがとても心苦しく思ってしまいます。
こんなことして遊んでる奴がいるなと笑われているのではないかと心配しているのですが、楽しんでくださっている御方もいらっしゃるようなので励みになりますw
コメント有難う御座いました。
by Sina (2008-04-21 22:19) 

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